ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)という、個人でも爆発的な収益を生み出せるマーケティング手法について解説します。
目次
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)動画解説
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)とは
ダイレクトレスポンスマーケティングとは、様々な広告などを通して、直接(ダイレクト)、反応(レスポンス)があったお客さんに対してのみ販売をかけていくマーケティング手法です。
ダイレクトレスポンスマーケティングと正反対のマーケティング手法としては、マスマーケティングというのがあります。
マスマーケティングの手法で一番わかりやすい代表的な例としては、テレビCMや新聞の折り込みチラシなどの広告があげられます。テレビCMの広告や折り込みチラシの広告には、商品に興味がある人、商品に興味がない人にかかわらず、テレビを観ている人や新聞を定期購読している不特定多数の人に対して商品の販売をかけていくマーケティング手法です。
資金が潤沢にあるなら、マスマーケティングをおおいにに活用して集客していくのもいいとは思いますが、個人でビジネスを行う場合の集客方法としては、費用がかかりすぎるので初心者には難しいところがあります。
これに対して、「あなたの商品に興味があります。」というレスポンス、反応のあったお客さんに対してのみ、商品の売り込みをかけていくのがダイレクトレスポンスマーケティングです。
イメージとしては、よくあなたの自宅のポストにも、マンションのチラシなんかが入っていると思いますが、「マンション見学会のお知らせ」みたいな内容のものが多いです。
「見学会に参加してアンケートに答えてくれた人には、クオカードを差し上げます。」
こういった内容であれば、マンションの購入を考えている人は見学会に参加すると思います。
マンション見学会に参加してくれた人に対してだけ、マンションの販売を行っていくイメージです。
興味がある人にだけ、商品の魅力を伝えて販売を行っていくので、非常に効率がいいです。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)のメリット
ダイレクトレスポンスマーケティングのメリットは、主に2つです。
・効率的に集客できる
・高い成約率になる
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)のメリット 効率的に集客できる
ダイレクトレスポンスマーケティングは、最初に「商品に興味がありますか?」と尋ねて、「商品に興味があります。」とお客さんの反応を確認したうえで、その反応があったお客さんに対してのみ商品の売り込みをかける手法です。
レスポンスのあった、商品に興味がある人にだけ販売を行えるのでとても効率的です。
裏を返せは、商品に興味がない人には、売り込みをかけないのでストレスもかかりません。
反応がない人にも商品の売り込みをかける、と言えば飛び込み営業を思い浮かべる人も多いとと思いますが、非常に効率も悪いですし、断り続けられてストレスや疲れも溜まってしまいますよね。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)のメリット 高い成約率になる
ダイレクトレスポンスマーケティングではお客さんの連絡先を入手することができるので、お客さんとのやり取りをとおして、信頼関係を築くことが可能です。
お客さんと信頼関係を築くことによって、お客さんのレスポンス(反応)にあわせて、発信する内容や提案する商品を変えていくことができますので、必然的に、商品の成約率は高くなります。
マンションの見学会に参加してくれた人とやり取りをしていく中で、実は保険にも興味がある、ということがわかれば、保険についても提案していくことが可能になりますよね。
ダイレクトレスポンスマーケティングは、効率的に集客でき、かつ、成約率が高いため、個人でも爆発的な収益を生み出すことが可能なマーケティング手法です。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)のデメリット
ダイレクトレスポンスマーケティングのデメリットは、主に2つです。
・即金性がない
・お客さんと信頼関係を築くためのスキルが必要
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)のデメリット 即金性がない
ダイレクトレスポンスマーケティングでは、お客さんに対して、いきなり商品を売り込むことはしないで、「教育」に時間をかけて商品の魅力をじっくり伝え、信頼関係を築くことによって他社との差別化を図りますので、すぐに収益が発生するというわけにはいきません。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)のデメリット お客さんと信頼関係を築くためのスキルが必要
ダイレクトレスポンスマーケティングでは、お客さんに対して、いきなり商品を売り込むことはせずに、信頼関係を築いてから商品を販売するため、お客さんと信頼関係を構築するためのある程度のスキルが必要になってきます。
そう簡単にお客さんと信頼関係なんて築けませよね。
メールで信頼関係を構築するのであれば、文章でお客さんに説明したりやりとりを行いますので、初心者であれば当然文章力のようなものが必要になってきます。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)の手法
一般的なWebマーケティングの手法は、
「集客」と「販売」の2ステップです。
これに対して、
ダイレクトレスポンスマーケティングの手法は、
「集客」と「販売」の間に「教育」というステップが入った3ステップになります。
ダイレクトレスポンスマーケティングでは、集めたお客さんに対して、いきなり商品を売り込むことはせずに、「教育」に時間をかけるのが特徴です。
いきなり商品を売り込りこまれたら、怪しまれて疑いの目を持たれますし、話もその場で終わってしまいます…
飛び込み営業なんかがそんな感じですよね。
私たちの「物を買う」という購買行動は、過去の経験や教育、現在の状況によってかなり影響を受けます。
例えば、お腹が空いた時におにぎりが食べたくなって、近所のスーパーの食品コーナーに行ったら、100円の普通のおにぎりと200円の無添加のおにぎりが並べてあった場合、あなたならどちらを買いますか?
おにぎりにお金を使いたくなので安のでいいと思っている人は、100円のおにぎりを買うかもしれませんし、健康に気を使っている人であれば200円の無添加のおにぎりを買う人かもしれません。
添加物は体にはよくない、という過去の経験や教育によって購買行動に影響しているわけです。
ですので、集めたお客さんに商品を売り込む前に、商品についての情報提供を行ってその商品について知ってもらって購買意欲を高めるような教育をしていくことは、とても効果的です。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)×メール講座
ダイレクトレスポンスマーケティングとメール講座の相性は最強です。
わかりやすく、ダイレクトレスポンスマーケティングの手法とメール講座の流れを組み合わせてみるとこんな感じになります。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)×メール講座集客
ダイレクトレスポンスマーケティングをメール講座で行う場合、「集客」にあたるステップは、メルマガに登録してもらうことです。
ですので、メルマガに登録してもらうための「メルマガ登録フォーム」を設置したページを作って、ブログやSNSなどからそのメルマガ登録フォームのあるページにアクセスを集めて、メルマガへの登録を促していきます。
つまり、
「メルマガ集客」=「メルマガの読者集め」
ということです。
ちなみに、ネットビジネス業界では、メルマガ読者のことを「リスト」と呼んでいます。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)×メルマガ教育
ダイレクトレスポンスマーケティングをメルマガで行う場合、「教育」にあたるステップは、ステップメール機能を使って情報提供を行っていきます。
ステップメールとは、メルマガ配信スタンドの機能のひとつで、あらかじめメールを書いて用意しておくことで、あなたのメルマガに登録してくれた人に対してあなたが最初に設定した日時に自動的にメールを送ることができるとても優れた機能になっています。
メルマガに登録してくれた日から1日目にこのメールを送って、2日目にこのメールを送って、3日目にこのメールを送って…ということが、全て自動で行うことができます。
つまり、メルマガ配信スタンドのステップメール機能を使うとダイレクトレスポンスマーケティングにおいて最も重要な教育のステップを完全に自動化することができるわけです。
ステップメール機能は、収益の自動化には欠かせません。
もし、ステップ機能を知らなかったら、1件1件お客さんのメールに対して手動で返信しないといけないので、お客さんの数が増えてくればものすごい労力になってしまいますよね…
ステップメール機能を知っているかいないかでは、大きな違いになってきます。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)×メルマガ販売
ダイレクトレスポンスマーケティングをメルマガで行う場合、「販売」にあたるステップは、「教育」のステップメールの最後にセールスページのURLリンクを設置してお客さんをセールスページに案内することです。
というわけで、ダイレクトレスポンスマーケティングは、
1.直接、反応があった見込み客に対してのみアプローチを行って、
2.教育というステップを踏んでお客さんと信頼関係を築いたうえで
3.商品の販売を行っていく
という、いたってシンプルなマーケティング手法ですが、個人でも爆発的な収益を生み出せることができる、とても優れた手法です。
ダイレクトレスポンスマーケティングをつかえば、広告費用をほとんどかけずに、サラリーマンの年収をネットビジネスで稼ぎ続けていくことも可能になりますので、ぜひ、使いこなしていきましょう。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)って古いやり方で稼ぐことできるの?
結論、稼げます。
ダイレクトレスポンスマーケティングはもう古いと言われたりしますが、その理由がSNSだけでセールスが完結できるようになったからです。
ダイレクトレスポンスマーケティングは、100年以上の歴史のあるマーケティング手法で、現代でも多くの企業や個人が利用しています。
今ではTwitterで人を集めて、低単価な商品を有料noteで販売する、という流れが増えてきました。
しかし、これが可能なのは、単価の低い商品を単発で売ったりすることですので、継続して収入を得るのは至難のわざです。
有名なインフルエンサーであれば、高額商品を売ることも可能ですが、たいした知名度もない個人が高額商品を販売するには、SNSだけではハードルが高すぎます。
ですので今の時代、SNSとダイレクトレスポンスマーケティングを掛け合わせるのが非常に効果的です。
SNSはこれからどんどん広がっていき、多くの人に利用されます。
ですが、SNS上で知り合う人たちは、知識や悩んでいることがあやふやな人たちが多いです。
いろんな情報発信者の内容を断片的に見ているので、「あれも良い情報~」、「これも良い情報~」といったように、頭の中でわかったようなつもりになっている人が多数います。
普段Twitterを利用している人に「DRMがいいですよ!」なんていったところで聞く耳をもっていません。「メルマガ?」、「リスト?」なにそれ?
おそらく、こういった状態になるでしょう。
他にも、なんとなく副業を始めたいという人は数多くいますが、その人たちには無数の選択肢があります。
「株式がいいかな~」
「FXもよさそう~」
「せどりもいいって聞くしな~」
「ウーバーイーツかな~」
「YouTubeでもいいな~」
「アフィリエイトって怪しそう~」
「メルカリでいっかな~」
「データ入力が無難かな~」
このようにぼんやり悩んでいて何も決まっていない人は、世の中に大勢います。こういう人たちに何の情報も提供せずにいきなり「アフィリエイトがいいですよ。」とセールスをしたところで売れるはずがありません。
仮にアフィリエイトのやり方を商品にするのであれば、普段からSNSやブログ、YouTubeなどを使って、アフィリエイトに関する情報を発信して、アフィリエイトに興味がある人を集めなければなりません。そこで集めた人たちをメルマガに登録してもらうように促し、ステップメール機能を用いて価値観や知識を共有していって信頼構築を行い、セールページで商品のオファーをするという流れをとります。
今の時代であってもダイレクトレスポンスマーケティングは最強ですし、SNSと掛け合わせることで、売り上げアップに繋げることができます。
ダイレクトレスポンスマーケティングが古いと言われていますが、仕組みを理解している企業や個人は取り入れて、今でも圧倒的な収益を出し続けています。なぜ「古い」と言われているのか、その理由を考えたり調べたりすることがとても重要になってきます。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)の成功事例
DRMの成功事例としては、テレビCMでお馴染みの「ドモホルンリンクル」という化粧品は誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。CMをガンガンに出していますが、ここでは商品の販売を一切せずに、リスト取りを徹底的に行っています。「無料お試しセット」を多くの人に試してもらうことだけに全力を注いでいます。
「申し訳ありませんが、初めてのお客様にはドモホルンリンクルをお売りできません」
この言葉だけでも、ユーザーの目を引くのがわかります。
普通のCMであれば、新規のお客さんも既存のお客さんも関係なく、商品を買ってもらいたくて、CMを流しています。
しかし、「ドモホルンリンクル」はあえて、「初めてのお客様には売ることはできない」と言っていますので、かなり興味を引きます。
僕自身、ドモホルンリンクルのCMを知ったのは、小学生の時でした。毎週月曜日の夜9時のドラマ、月9が楽しみで毎週欠かさず見ていました。その時に毎回流れてくるCMがドモホルンリンクルのCMでしたので、今でも記憶に残っています。
小学生ながらでも、「初めてのお客様にはお売りできません」という言葉は、とても印象的で、「え、なんで?」と思っていました。
DRMを学ぶことによって、ドモホルンリンクルの戦略のすごさを改めて実感できました。
それだけ徹底的に集客に力を入れていますので、大量のリストを取ることに成功しています。
そして、「無料お試しセット」を利用していただいたお客様に対してのみ、DMで「顧客教育」を行います。
そうしますと、化粧品自体に満足してもらったり、必要性を理解していただいたお客さんは、最終的に商品のファンになって、定期購入をしてもらえるようになります。
一般的な化粧品と比べますと高額ではありますが、それでも人気である理由はDRMを適切に行っているからです。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)の個人でのやり方
ダイレクトレスポンスマーケティングを個人を始める時に最も大きな壁となるのは、第一関門である『集客』にあたります。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)の個人でやり方 集客
あなたがどんなに素晴らしい商品やサービスを作って提供できたとしても集客ができなければ、商品は売れることはありません。
大企業のように多額の資金を投じて、広告を出せば集客ができるかもしれませんが、最初からそんなにお金をかけたくないと思うのが正直なところだと思います。
僕自身も副業で始めましたが集客にはお金をかけていません。
そこで個人が無料で集客するには、SNSやYouTube、ブログなどを使って集客します。
ここで重要になってくるのは、「あなたの販売する商品やサービス内容に合わせた発信」を行う事です。
例えば、あなたが「副業」に関するサービスや商品を販売しようと思っていても、「ラーメン」が好きだからといって「ラーメン」に関する記事ばかりを書いて投稿したり発信していたのでは、あなたの周りに集まってくる人はラーメンに関する情報を求めてくる人ばかりになってしまいますので、そこで「副業」に関するサービスや商品を販売したとしても売れることはありません。
あくまでもあなたが売りたい「サービスや商品」に関する情報を発信していかなければなりません。
ブログやSNSを育てるのにはどうしても時間がかかってしまいますが、特定の分野に絞ることで見込み客を集客することができます。
そして、集めたお客さんをメルマガへ登録してもらうように促します。
多くの場合は、無料プレゼントを用意しておいて『メルマガに登録してくれた人にはプレゼントを差し上げますよ~』といった形で、特典などをつけてメルマガに登録してもらいます。
無料プレゼントはどんなものでも構いませんが、電子書籍なんかをよく見かけたりします。ただし、これは全力で作ってください。この無料プレゼントが「あんまりだな~」、とか、「適当だなぁ~」と思われてしまっては、あなたに対する興味は無くなってしまいます。逆にメルマガに登録してくれたお客さんに、「すごいな~」とか、「役に立つな~」と思ってもらえれば、一瞬であなたのファンになってもらいやすくなります。
ダイレクトレスポンスマーケティングでいうところの反応(Response)にあたる部分が、このお客さんにメルマガに『登録』をしてもらうことになります。
メルマガの登録者を増やすことが本当の意味での『集客』になりますので、ブログの閲覧数を増やしたり、SNSのフォロワーの数を伸ばしたり、YouTubeの登録者数を伸ばすことが重要ではないということを理解しておきましょう。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)の個人でやり方 教育
次に、メルマガに登録してくれたお客さんに対して、ステップメール機能を使って数日間かけてあなたの「商品やサービス」で、読者の「悩みは解決できる」といったことを説明していきます。
読者自身も気づいていない潜在的な悩みやニーズを気づかせる事を目的として、商品の必要性を実感もらいます。
メルマガの中で動画のリンクを貼ることで、内容の濃い教育ができますし、あなたに対して親近感を持ちやすくなって信頼を得ることにも繋がりますので、動画を作ることをおすすめします。
ダイレクトレスポンスマーケティング(DRM)の個人でやり方 販売
メルマガでの教育が終わるといよいよ販売です。
十分な教育が行われていれば高い確率で成約します。
メルマガでの教育の最後にランディングページへのリンクを貼っておきます。
ランディングページの作り方はいろいろな手法がありますので、成約率などを確認しながら少しずつ改善すること常に意識していると、売上アップに繋がっていきます。
また、対面や通話で、販売する際はひと工夫入れることで、購買率がぐっと上がりやすくなります。
そして最後にもう一度商品の魅力、メリットを伝えます。
集客や教育で伝えておいた商品の魅力やメリットを、販売時にもう一度アピールしましょう。
この際にお客さんの属性に沿った具体的な利用シーンを伝えることで、より商品の良さが伝わりやすくなります。
例えば、普段運動はほとんどしない引きこもりの人に向けての商品であれば「健康になれるだけでなく、新しい仲間に出会える」とか、小さい子供がいる家族向けの商品では「成長した後もずっと利用できる」など、魅力的なフレーズを添えるだけで、購買率が一気に上がります。
また、デッドラインを設けて背中を押すことも大切です。
「申し込み締め切りは○○日です。」といった具体的なデッドラインを設けることで、お客さんは購入に踏み切りやすくなります。
「今週中なら○○円引きです。」などのキャンペーンも同時に伝えるとより効果が上がります。
仮にデッドラインを過ぎて反応が無い場合であっても、お客さんの情報を基に、別の商品を勧めることが可能なこともDRMのメリットになります。
DRMは個人でも売り上げを伸ばすことができて、大きく稼ぐことができる仕組みになっています。
そのためには十分な時間がどうしても必要です。
・集客
・教育
・販売
それぞれの仕組みを作り上げる時間は必要になってきますが、しっかりと作り込んでしまえば自動化することが可能になります。
DRMは高額商品の販売に向いているので高額アフィリエイトや有料noteなどの自分のコンテンツ販売などに最適です。
特に自分の商品やサービスを販売すればサラリーマンの給料を超えることも難しくありません。
ダイレクトレスポンスマーケティングの本質は100年以上変わらないマーケティング手法なので1度身につければ形は変わってもセールスに困ることはなくなります。